税理士が独立開業する時に選ぶ会計ソフトと税務申告ソフトについて

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ソフトウェア

こんにちは、練馬区の税理士須江です!

税理士が独立開業する時にどの会計ソフトと税務申告ソフトを使うかを決めなければなりません。

これに関してはどのソフトが良い・悪いという問題ではありませんので、私が独立する時に選択した理由をメインに記載したいと思います。

開業当初の選択

私が独立開業当初に選んだのは、会計ソフトは「弥生会計」、税務申告ソフトは「達人シリーズ」を選択しました。

会計ソフトは勤務時代に色々なソフトを利用した経験がありますが、その中でも弥生会計が一番使いやすかったので迷いはありませんでした。

税務申告ソフトに関しては、勤務時代はTKCを使用していたので、TKCにしたかったのですが予算の問題もあり、金額がTKCの半分以下で済む達人シリーズにしました。

現在の使用ソフト

現在は、会計ソフトは「弥生会計」、税務申告ソフトは「TKC」を使っています。

達人シリーズは価格が安いだけあって、機能面ではTKCに劣ります。

TKCでは出来たのに達人では出来ない事が多々あった為、開業半年後には「TKC」に完全に切り替えました。

TKCはチェック機能が優れている為、特に譲渡所得や相続等の資産税業務等の金額のリスクが大きい業務を行う当事務所にとっては、ミスの予防という観点からも必要な投資だと考えています。

また、TKCはソフトだけではなく他の様々なコンテンツや情報の提供もある為、お客様へのサービスの質を上げて行く為にも必要な投資だと考えています。

クラウド会計ソフトについて

最近では「freee」や「MFクラウド」と言ったクラウド会計ソフトも徐々にシェアを伸ばしていますが、現時点での導入は考えていません。

弥生会計もクラウド会計のサービスを提供していますが、現時点での導入は考えていません。

クラウド会計もメリット・デメリット両方があり、現時点では導入のメリットよりもデメリットの方が大きいと判断しています。

将来的には弥生会計のクラウド会計が、もう少し使い勝手が良くなった頃に導入を検討していこうと考えています。

複数の会計ソフトに対応するか

お客様のニーズに対応するために、お客様に合わせて複数の会計ソフトに対応するかどうかも判断の分かれる所かと思います。

私は、独立開業当初から一貫して弥生会計のみに限定して、他のソフトを使用していません。

理由は、複数の会計ソフトを導入することによるデメリットの方が大きいと感じているからです。

複数の会計ソフトに対応するためには全てのソフトの操作に精通する必要があり、その習得のための時間が必要となってしまいます。

複数の会計ソフトを導入すると、その分コストが増えます。

複数の会計ソフトを導入すると、データの管理が煩雑になり余計な時間がかかってしまいます。

会計ソフトを一つに絞った方が、上記の様な余計な手間とコストがかからないため、お客様へのサービスの質を上げる事に時間を投入できると考えています。

もちろん、弥生会計を導入できない事情のお客様を獲得することは出来ませんが、そこは割り切る覚悟が必要だと考えています。

まとめ

会計ソフトも税務申告ソフトも途中で変更するにはかなりの労力を要します。

従って、自分がどのようなサービスを提供して行こうと考えているのか、その為にはどのソフトが適しているのかを慎重に判断する必要があると思います。

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