こんにちは、練馬区の税理士須江です!
月次巡回監査と月次決算です
弊社の税務会計顧問業務の基本サービスは月次巡回監査と月次決算です。
毎月お客様の所へ訪問して、前月までの数字をチェックして月次決算を行います。
業種にもよりますが、早いお客様は翌月の第1週に月次決算が完了するところもあれば、翌々月にならないときちんとした数字が出せない会社もあります。
全て現金取引のお客様であったり、掛け仕入れがないお客様の場合は翌月の第1週に前月の数字を出すことが可能ですが、掛け仕入れがあるお客様に関しては、仕入れ先から請求書が届かなければ、数字を確定することが出来ません。
月末締めの場合は請求書が全て郵送されてくるのが、翌月10日前後になりますので、その請求書が揃わない限り、月次決算を締める事が出来ません。
従いまして、殆どのお客様の月次巡回監査の予定は翌月の中旬以降になってしまします。
スピードは大切ですが、数字をきちんと読める事の方が大切です
弊社は月次決算のスピードは特に重視していません。
もちろん早いに越したことはないのですが、資料が揃う状況にもよりますので、努力しても限界があります。
基本的に翌月中には前月の数字がきちんと出せれば問題ないと思っています。
スピードよりも正確な数字を出して、その数字をきちんと読める事の方が大切です。
よく過去の数字を見ても意味がないと言われる方もいますが、現在の状況をきちんと把握出来なければ、将来に向けた経営判断をすることが出来ませんので、過去の数字をしっかりと理解することは、経営者にとって非常に大切な事だと感じています。
また、人間は忘れる生き物なので、過去の数字をいつでも見れるようにして、必要な都度数字を把握することも大切だと思います。
私も自分の事務所の数字をよく見ますが、しばらくすると忘れてしまいますので、その都度会計ソフトの数字を見て現状を把握するようにしています。
判断材料を提供する
数字を把握する上で、ひとつの物差しとなるのが前期との比較になります。
弥生会計の場合は、前期との比較を簡単にすることが出来ますし、補助科目を細かく登録しておくことにより、どの取引先の売上が増えたのかやどの経費が増えたのか等を簡単に見ることが出来ます。
私もそうですが、基本的に前年以上の数字を目標にされる経営者も多いと思います。
その場合、前期と比較して当期の数字がどうなっているのか?前期との増減の原因は何か?を素早く把握するには会計ソフトの機能を使えば簡単に出来ます。
税理士に記帳代行から丸投げしている場合このような分析をすることがなかなか出来ません。
記帳代行を依頼している場合は、出てくる試算表も遅く、試算表の中身も見ることは出来ませんので、経営者にとっての判断材料があまり提供されていない事が多いと思います。
弊社が自計化を推進しているのは、自社の数字をいつでも見ることが出来、それを経営に役立てて頂く事を一番の目的にしているからです。
まとめ
税理士の役割は、経営者に役に立つ数字を提供する事であり、そのためには自計化と月次決算は欠かせません。
この様なサービスを受けたいと思われた方はお気軽にご連絡下さい。