こんにちは、練馬区の税理士須江です!
時間管理システム
昨年からTKCのシステムの中の業務日報と時間管理システムを使用開始しました。
日々の業務を時間単位で日報に入力をすることにより、どの様な業務にどれくらいの時間がかかったかを簡単に集計できるシステムです。
なんとなくの感覚でしか今までは図ることが出来ませんでしたが、このシステムで集計することにより、お客様ごとの時間当たりの単価を比較することが出来るようになりました。
同じ顧問料のお客様でも時間当たりの単価に大きな開きがあることがはっきりと数字で把握することが出来ます。
時間当たりの単価が低くなる理由と改善策
時間当たりの単価が低くなる理由としては以下の様な事が挙げられます。
①契約時の見積もりが甘かった。
②作業の効率化がうまく出来ていない。
③お客様がなかなかこちらの指示に従って頂けずに、時間がかかってしまう。
④お客様の規模が大きくなって業務量が増大した
⑤質問や連絡等が多く他のお客様よりも時間がかかる
①は結構難しい問題です、新規のお客様は面談の時に申告書や帳簿等を見させて頂きながら色々と質問をさせて頂き、どの程度のボリュームかは経験的にだいたい把握できるのですが、それでも実際に作業をしてみると想定外のボリュームがあるケースもありますので、何年やっても、見積りは難しいと感じています。
②は税理士サイドの問題ですので改善の余地があります。常に業務の効率化を考えて仕事をすることで一定の成果を上げることは可能です。
③④⑤はお客様サイドの問題ですので、改善できる部分もあれば、難しい部分もあります。
単価の低いお客様に関しては最大限の努力をしますが、それでも目標単価に届かない時は、値上げのお願い等をさせて頂くこともありますし、場合によっては値上げの依頼をすることによって顧問解約になるケースもあります。
まとめ
税理士業も商売ですので、単価の低い仕事ばかりでは経営が成り立ちませんので、しっかりと管理をして行かなければならないと思います。
税理士の仕事は顧問契約という定額の料金の中でサービスを行うことが一般的ですので、お客様の為に一生懸命頑張れば頑張る程、時間当たりの単価が下がってしまうというジレンマがあります。
従いまして、限られた時間の中で自分が提供するサービスの価値の向上を常に図り、お客様に満足して頂いた上で報酬を支払って頂ける様に今後も努力して行きたいと思います。