税理士を選ぶ際のポイント⑤(税理士の資格の取得方法)

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資格

こんにちは、練馬区の税理士須江です!

今回は税理士の資格の取得方法という尺度で比較してみたいと思います。

1.税理士試験合格

税理士試験に合格して税理にになった人の事です。

税理士試験は会計2科目と税法3科目に合格する必要があります。

税理士試験を通じて基本的な税法の知識は担保されていますが、税法は9科目ある中の3科目の合格で税理士になれるため、受験をしていない科目の知識は合格後に勉強することになります。

2.税務署OB

税務署に一定期間勤務すると税理士になれるため、税理士全体の中でも一番人数が多いのが税務署OBの方です。

税務署を定年されてから税理士登録して開業する方もいれば、税理士資格を取得できた段階で退職し開業する方もいます。

税務署の内部に精通しているため、税務調査等に強い点が税務署OBの一番の売りだと思いますが、税理士業務の実務経験がなく、年齢も高い為、会計事務所で経験を積んで独立した人に比べるとサービスの質の面では劣るケースが多いと思います。

3.試験免除

税理士試験には一定の要件を満たした大学院を卒業することにより、税理士試験の一部を免除する制度があります。

大学院で専門的な勉強をしていることが要件になりますが、税理士試験を受験していませんので、一般的に税理士試験に合格した人に比べると税法の知識は不足しているケースが多いと思います。

4.公認会計士・弁護士

公認会計士や弁護士も税理士登録が可能です。

但し、公認会計士試験や弁護士試験に税法の科目はありませんので、税理士試験に合格した人に比べると税法の知識が不足しているケースが多いと思います。

まとめ

一般的に上記の中で税理士試験に合格した人は一定の税法の知識が担保されていますが、9科目あるうちの3科目の合格で税理士資格が付与されるため、全ての税法に精通しているわけではありません。

また、税法は毎年必ず改正がありますので結局の所は、どの様な方法で資格を取得したかよりも常に勉強をしているかどうかが重要となります。

また、税理士の仕事は税法の知識だけでは出来ませんので、税務以外の知識やコミュニケーション能力等様々な要素が必要となります。

従いまして、税理士を選ぶ際はその税理士の資格の取得方法だけではなく、キャリアや仕事に対する理念等も参考にして選ばれると良いかと思います。

ちなみに私は税理士試験に合格して税理士資格を取得しました。

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