こんにちは、練馬区の税理士須江です!
比べてから選ぶ
何か物を買ったり、サービスを受ける時に他と比較してから選ぶのが一般的だと思います。
電化製品なら価格.comで簡単に比較をすることが出来ます。
美容室ならカットが下手だと思ったら、次からは違う美容室に行けば済みますし、飲食店でしたら食事がまずければ次は別の飲食店に行けば済む話です。
税理士は比較することが難しい
例えばラーメン屋であれば簡単に比べられます
・A店は価格は安いけど味はいまいち
・B店は価格は高いけど味は最高
・C店は価格は普通だけど味も普通
簡単に比べることも出来ますし、その中で自分に合うお店をチョイスすれば不満もありません。
税理士は価格もサービスも千差万別なので本来なら、ラーメン屋の様に幾つかを比べてその中から選べればミスマッチも減るのでしょうが、それが難しいのが現実でしょう。
中には何人も税理士を変えているお客様もたまに見かけますが、その様な方はごく少数派で、殆どのお客様は多少の不満があっても税理士を変えずに付き合い続ける事が殆どです。
価格とサービスが比例しない
税理士選びの難しい所は価格とサービスが比例しない所にもあります。
電化製品であれば、価格が高くなれば当然製品のスペックも高くなりますが、税理士の場合は価格が高ければ必ずしもよいサービスを受けられるとは限りません。
特に従業員が多い事務所の場合は、同じ顧問料でも、ベテランの担当者と新人の担当者では受けられるサービスの質は大きく異なってしまいます。
また、相続税業務は経験がものを言う業務でもあり、税理士によって税額に大きな差が出る業務でもあります。
従いまして、税理士報酬が安いからといっても多額の相続税を納めさせられたのでは本末転倒です。
例えばA税理士は相続税の税理士報酬が100万円だとして、別のB税理士に聞いたら50万円だったという事はあり得ます。
この場合、少しでも税理士報酬を安くしたいと考えるのが普通ですが、A税理士に依頼したら相続税が100万円で済んだのに、B税理士に依頼したら相続税が300万円になったという事は実務上よくあります。
この様な場合税理士報酬を安くしても結果として安くなった税理士報酬以上の税金を支払う事になってしまいます。
まとめ
このブログでも税理士の選び方に関する記事もたくさん書いてきました。
税理士の選び方のカテゴリーをご覧ください。
税理士とは深く長い付き合いになりますので、税理士選びの参考にして頂ければと思います。