こんにちは、練馬区の税理士須江です！
電子申告
今月末は法定調書・給与支払報告書・償却資産申告の提出期限となっている為、会計事務所業界は繁忙期となっています。
私が独立前の勤務していた時代は全て紙での提出でしたので、特に給与支払報告書に関しては関与先の従業員さんの住んでいる市区町村全てに提出する為、一大イベントの様な感じがありました。
会議室に百均で買ってきた籠を何十個も用意して、市区町村ごとに給与支払報告書を分けて最後に郵送するという作業が毎年1月の月末にありました。
私は独立してからは全て電子申告で行っていますので、勤務していた当時に比べると業務効率はかなり上がっていると思います。
もう今更紙での提出は出来ない位電子申告は便利です。
電子申告も万能ではない
電子申告は確かに便利ですがリスクもあります。
今日も現時点で地方税の電子申告ポータルシステムの「ｅＬＴＡＸ」につながりにくい状況になっています。
こうなると、電子申告は完全にお手上げ状態になります。
データを送信する所まで作業は進められますが、最後の電子申告が出来ません。
昨年の確定申告時期も何度かこのような状況があり焦った記憶があります。
提出期限まであと数日ありますが、もし提出期限当日にこのような状態になったら誰が責任を取るのでしょうか？
最終的には紙での提出も視野に入れておく必要があると考えています。
まとめ
独立してから申告関係は全て電子申告で行ってきましたが、今までの所問題はありませんでした。
しかし昨年の確定申告辺りから、何度かこのような事態に遭遇しているため電子申告への信頼度が少し揺らいでいるのも事実です。
最終的には紙での提出で対応するしかないのでしょうが、今年からマイナンバー関係書類の提出も必要となってくるため、出来る限り紙での提出は避けたい所です。
ｅ－ＴＡＸもｅＬＴＡＸもしきりに電子申告を推奨しているのであれば、この辺の対応もきちんとして頂きたいものです。
