こんにちは、練馬区の税理士須江です!
近況
久々の更新になります。
今月は新規のお客様の立ち上げ業務等でブログを更新する時間が全く取れませんでした。
11月は30日しか無い上に祝日が2日もあるんですね。
暦通りのサラリーマンにとっては嬉しい事でも、個人事業主の私にとってはどうにもスケジュールのやり繰りが大変な月です。
特に11月は法人の申告が3社あるのですが、弊社で一番大きな会社の決算もあり、また昨年契約した新規のお客様の初めての決算もある為、通常の業務だけでもかなり時間的には厳しい感じです。
それに加えて新規のお客様の立ち上げ業務も並行して行っていますので、ブログを更新している時間がありませんでした。
先日知人から新規のお客様の税務相談のご依頼があったのですが、11月中にお願いしたいというご希望だったので、さすがにこれ以上はお受けすることが出来ない為お断りせざるを得ませんでした。
税理士変更の理由
さて、今回のタイトルにもありますように、税理士を変更される方の理由は様々です。
他の税理士から弊社に変更になったケースで一番多い理由は、現在の税理士が高齢だからという理由です。
それもそのはずで、日本の開業税理士で49歳以下の割合はたったの18.5%しかいません。
59歳以下でも36%しかいませんので、残りの64%は60歳以上という高齢化の進んでいる業界です。
お客様に変更の理由を具体的に尋ねると、以下の様な理由が多いです。
・税理士が高齢になって、フットワークが鈍く満足のいくサービスを受けられていない。
・顧問料が高いままで、サービスの質は年々低下している。
・税理士の物忘れが激しく、書類をなくされたりする。
・態度が横柄で相談しずらい。
・世代交代をして2代目の社長と合わない。
・節税や経営に対するアドバイスが全くない。
・パソコンがあまり使えない為、アナログなやり方で手間がかかる。
自分もその年になってみないと分かりませんが、確かに20年後に今と同じパフォーマンスを発揮出来るかと考えると、難しいかも知れませんね。
替えたいと思った時が替え時です
税理士に不満があってもなかなか税理士を替えないのもこの業界特有のものだと感じています。
中には税理士さんが亡くなるまでお付き合いをされる方もいますし、現に今までの税理士が亡くなったという理由で弊社に問い合わせが来たことも何回かあります。
なかなか税理士を替えにくいというお客様の心理も分かりますが、今の税理士に不満があって替えたいと考えているなら、その時がもう替え時だと思います。
過去にも、もっと早く弊社にご相談頂ければ、無駄な税金を払わずに済んだのにという案件や、もっと銀行の融資を上手に使えば資金繰りで苦しむこともなかったのにという案件も多々ありました。
何のアドバイスもなくただ単に帳簿を作成するだけの税理士と、きちんとお客様に寄り添って親身に対応してくれる税理士とでは、お客様の経営状態に大きな差が出る事は珍しくはありません。
従いまして、現在の税理士に不満やストレスを抱えているのであれば、思い切って税理士を変更してみては如何でしょうか?
まとめ
弊社の顧問契約先の半数位は高齢の税理士さんからの変更です。
弊社に変更になって、前の税理士さんの決算書や申告書を見ると・・・・となるケースも多いです。
どうすればこんな決算書が出来るのかと思うような決算書も沢山見てきましたし、中には未だに手書きの決算書や申告書で足し算引き算が合っていない様なものもありました。
いい加減な税理士さんの後を引き継ぐのは非常に骨の折れる作業なのですが、その様な税理士さんを反面教師としながらも、お客様に満足して頂けるサービスをきちんと提供して行きたいと考えています。